006 日本国憲法 9条に込められた魂(鉄筆編)


鉄筆文庫006
日本国憲法 9条に込められた魂
鉄筆編
本体価格500円(税別)
ISBN 978-4-907580-07-0
発売日 2016年3月14日
【内容紹介】
9条はなぜ生まれたのか。9条2項の発案者である幣原(しではら)喜重郎首相が死の直前に語った、貴重なインタビューの全文を収録(「幣原喜重郎先生から聴取した戦争放棄条項等の生まれた事情について」)。
憲法改定論議が活発化するいま改めて読み直したい「日本国憲法」の全条文を読みやすい大活字で収録。また、新憲法作成に携わった幣原喜重郎首相(当時)が、9条発案に至る事情とその精神を語った憲法調査会事務局資料の全文を掲載するなど、付録を充実。
【目次】
日本国憲法
付録① 年表
付録② ポツダム宣言(英文、日本語訳)
付録③ 非核三原則
付録④ 武器輸出三原則等
付録⑤ 幣原喜重郎先生から聴取した戦争放棄条項等の生まれた事情について(平野三郎氏記)
【幣原喜重郎】
しではらきじゅうろう 1872年大阪府生まれ。東京帝国大学英法科卒。外務省に入り1919年駐米特命全権大使。21年ワシントン会議に全権委員として出席。24年加藤高明内閣で外務大臣就任、4度の外務大臣を歴任。国際協調、恒久平和、共存共栄、対支不干渉の四原則に貫かれた「幣原外交」は親英米政策をとった。軍国主義が台頭し始めるとその平和外交は「軟弱外交」と称されるようになる。31年満州事変勃発により退陣。終戦後、昭和天皇の命により、45年10月6日に首相就任。新憲法制定に携わる。その後、進歩党総裁、民主自由党に移り衆議院議長を務める。51年死去。
【平野三郎】
ひらのさぶろう 1912年岐阜県生まれ。衆議院議長だった幣原の秘書官を努めた。49年から5期連続衆議院議員、66年から岐阜県知事を3期歴任。64年2月、『幣原先生から聴取した戦争放棄条項等の生まれた事情について』と題する報告書を憲法調査会に提出。94年死去。

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